ここ数年、テレビの情報番組や雑誌などで”認知行動療法”という言葉をよく耳にするようになりました。
心理学、脳科学などの分野のコメンテーターが使ったり、雑誌で特集記事が組まれたりしています。
以前の傾聴を主にしたカウンセリングは話をゆっくり聴いてもらい共感して安心感を得ることはできても、問題解決したかというとそうでもないことが多いからでしょうか。
もっとアドバイスが欲しい、具体的にどうしたらいいのかヒントが欲しいと思っている方に注目されているような気がします。
認知行動療法とは人の認知や行動を観察し、理解した上で、別の見方やアプローチをして少し変化させてみるという心理療法です。
自分がひとつの事象をどう捉え、どう感じたか=認知をアセスメントシートに書き出したり、カウンセリングで話すこと(外在化)から始まります。
ご自分の内側にため込んでいるだけだと、イライラや怒りや悲しみなどが溜まる一方ですが、外に出して眺めてみるといろいろなことに気が付くものです。